仲俣申喜男さんの作曲した『夜の鳥』との不思議な日々が終わりました。
前日の夜から積もった雪が音を消し、
なぜか鳥たちも沈黙して、
この世の生き物がみんな息を潜めているような静寂の北軽井沢で、
仲俣さんのエラールを弾いて、
『夜の鳥』を録音しました。
はっきりわかったことは、仲俣さんは無念でも不幸でも不運でもなかったということです。
それは、仲俣さんの分身のピアノを弾きながら確信しました。
ピアノを介して仲俣さんと出会えた。
もしかしたら。。。
私の指を使って、仲俣さんはもう一度だけ愛するエラールと戯れて、天国に帰っていったのかもしれません。
弾き終わると、ピアノの正面の窓の向こうに、晴れているのに雪がキラキラ光って舞っている青空が見えました。
★本日の即興演奏★
(一日一即興820日目2019年3月8日)
一日ひとつ即興演奏をしています。
なにも考えず、その時その空中に漂っているものをピアノに渡す実験です。
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